生産計画に応じて人員配置をしやすい期間工

大規模な生産ラインを抱える自動車工場や大型機械生産工場は、住宅街から離れた郊外で稼働していることが多いです。なぜなら、プレス機や溶接機といった騒音と振動が発生しやすい生産現場では、環境負荷を考慮して工業専用地域でしか操業できないからです。また、生産計画に応じて期間工と呼ばれる契約期間が定まった作業員を計画的に入れるために、近隣に寮を完備しやすい郊外が適しています。このため、大規模な新設工場ほど地元自治体が工業団地を用意して誘致する傾向にあります。

寮の設備は所属会社により大きく異なる

期間工は年間を通して働く人もいますが、基本的に契約期間が定められた契約社員と同じ扱いで働きます。外部の派遣会社からも作業員として入ることが多く、寮の設備は各所属会社が郊外にある工場への通勤をしやすいように工場周辺に用意するわけです。必ずしも所属会社の所有物とは限らず、近隣のアパートを借り上げる形で寮として用意することにより、契約期間内のみ寮を使える仕組みとなっています。

同一労働であっても労働条件に違いが出る

工場勤務では、資格が必要な溶接工といった職種があるだけでなく、同じ工程を担当していても所属会社により契約内容が変わるので時給に違いが発生します。また、期間工については毎年同じ時期に入職するリピーターが多いために、新人教育が必要ない経験者は時給面で優遇されていることが珍しくありません。このため、期間工として働く際には手持ちの保有資格が活かせる工場ほど時給が高くなり、同一工程の労働であっても同じ工場へ何度も入るほど労働条件が良くなります。

期間工という働き方は、工場で一定期間の契約によって勤務する働き方で、多様な年齢や経歴の人が雇われています。